ジーパーズ・クリーパーズ 感想
今回はジーパーズ・クリーパーズですが、最近ブルーレイが発売されたので、前から気になっていたこともあり購入して観ました。
あらすじ
姉トリッシュと弟ダリーは23年前にカップルが行方不明になる都市伝説がある街に帰省中、不気味なトラックと遭遇する話。
以下、ネタバレ注意
姉トリッシュと弟のダリーが車で帰省中、謎のトラックが不気味なクラクションを鳴らしながら煽られます。
煽られた後、しばらく田舎道を進んでいると先程のトラックが停まっていて、その運転手だと思われる人が大きな包みを捨てているのを見つけます。
2人が、あの包みが死体ではないかと話ながら進んでいると後ろからまたトラックがやってきて今回は車に追突してきます。
なんとか脇道に逸れると、トラックはそのまま去っていきます。
トリッシュが警察に電話しようと言う中、ダリーは、先程の捨てられた包みが人間だった場合生きているかもしれないから助けようと言います。結局包みが捨てられた場所に戻ります。そこは教会で、包みが捨てられていたのは教会の外の大きなパイプの中で、ダリーはパイプの中を覗こうとします。
トリッシュに止められながらも中を覗き、ネズミにびっくりしてパイプの中に落ちてしまいます。
パイプの先は教会の地下のようで、ダリーは捨てられていた包みを発見します。その包みはどう見ても人間が包まれていて、動いた為生きていると判断し包みを開けると男性が入っていましたが瀕死だった為そのまま息を引き取りました。
そのまま地下を歩き回るダリー。すると天井や壁一面に死体が張り付いていて、更に街の都市伝説のカップルと思わしき死体も発見します。
なんとか地下から脱出したダリーはトリッシュと共に車に乗ってその場を去ります。
ダイナーを見つけて警察に連絡をしてもらいます。
その際、ダリーは謎の女性から電話で警告されます。
警察が到着したもののダリーの話は信じてもらえません。そしてその間にトラックの男(以下クリーパー)に、ダリー達の車の中の洗濯物を漁っていたらしく、ダリーは洗濯物に名前が書いてあったことから名前が知られたと嘆きます。
とりあえずダイナーを出るダリー達。後ろからパトカーでついて行く警官2人。
するとパトカーの上に何かが降りてきます。
警官の1人が屋根を確認すると、そのまま上に連れ去られます。もう1人の警官が驚いていると屋根から手が出てきて頭を掴まれ、そのまま首を斬られます。
警官の頭部が車のフロントガラスに飛んできて、びっくりしたダリー達は停車。
トリッシュが車から出て止まったパトカーに近づくと、パトカーからクリーパーが降りてきます。
トリッシュは気づかれていないようで、道路に転がる警官の頭部に近づくクリーパー。頭部を手に取ると匂いを嗅ぎ始めます。そしてそのまま口にキスを始めます。車の中から様子を見るダリーとトリッシュ。よく見るとクリーパーは警官の舌を食べていることに気づき逃げる2人。
舌を食べてるシーンの背景の看板に「とても美味しい」って書いてあるのが面白いですw
その後2人は民家を発見。そこには猫好きなおばあさんが住んでいて、2人は電話を借りようとしますが電話はないと断られます。そうこうしている内にクリーパーに追いつかれ民家に侵入するクリーパー。おばあさんは猫たちを守るためショットガン片手にクリーパーの元へ。クリーパーはおばあさんを軽くあしらい目的である2人の元へ。
未公開シーンではここでクリーパーがおばあさんの匂いを嗅ぎながら
「こいつは何も臭わない ダリウス」
と喋ります(本編では一言も喋らない)。
車で逃げようとする2人の前にクリーパーがやってきて道を塞ぎます。
ここのクリーパーの動きがスターウォーズのエピソード1のレーザーの壁みたいなのが開くのを待ってる時のダースモールみたいでした。顔も。
トリッシュは車でクリーパーを轢こうとしますが華麗なジャンプで避けられます。何度か前に行ったり後ろに行ったりして轢こうとしていると遂にクリーパーを轢くことに成功します。
轢いてもまだまだ足りないと思い、何度も轢き直すトリッシュ。
もう死んだだろうと判断し、警察署に向かいます。
警察署で話をし、両親に電話をして問題が済んだら帰ることを伝えます。
すると警察署に霊能者という女性がやってきて2人の内どちらかがクリーパーに殺される夢を見たと伝えます。どうやら電話で警告してきたのもこの人っぽいです。
すると警察署にクリーパーが襲来。人間の食べた箇所を自分の物にできるそうで、心臓を沢山食べていた為生きていたそうです。
囚人や警察官がやられていく中、ダリーとトリッシュと霊能者は上の階に逃げます。
途中で霊能者が1人残ってクリーパーと対峙しますが匂いを嗅がれただけで見逃されます。
2人はクリーパーに追いつかれ捕まります。交互に匂いを嗅がれ、選抜の末ダリーのみ連れ去ろうとします。トリッシュは自分を弟の代わりに連れて行けと言いますが、伝わらず、ダリーは連れ去られてしまいます。
誰もいない古びた工事でダリーのものと思われる悲鳴が響きます。
ダリーは皮を剥がされており、ダリーの目の周りの皮の向こうからクリーパーの目が覗いて終わりです。
終わり方が衝撃的でした…
ダリーとトリッシュの危機感のないやり取りにはうんざりしていましたが、今まで見てきたキャラクターが悲惨な最期を迎えると衝撃がありますね…
特に人の匂いを嗅ぎまくる変態的な化け物に、誰もいない場所へ連れていかれて殺されるというのは恐怖しか感じません。
誰もいない工場で悲鳴だけ響いているシーンは不気味です。
今まで色んなホラー映画を見てきましたが、多くの場合サイコキラーや怪物を撃退したり、殺したりしてるパターンが多い為(そして大抵死んでないんですけど)、今回の終わり方はショックが大きかったです。
監督の最初の予定では、ダリーがクリーパーのトラックに忍び込み、クリーパーを乗せたままトラックで電車に突っ込んで終わりだったらしいです。
でも個人的には皮剥ぎENDの方が怖くて良かったです。
ダリーの剥がされた皮を見たとき、最初は目を食べられたのかと思いましたが、もっとエグかったですね(どっちもエグいですが)。
次回作ではダリーの皮を被って登場するんでしょうか。
警官の舌を食べるシーンは妙な気持ち悪さがあって良かったです。キスしているように見えるのが特に。今まで見てきた映画にはこういう怖さのキャラがいなかったので新鮮でした。
警察署が襲撃された際の警官が心臓を抜き取られたシーンもなんとなく好きです。心臓があったところを光が貫通しているシーンです。
クリーパーズのキャラもなかなか良かったです。シルエットだけみるとフレディを思い出しますが(帽子のせい)、顔はダースモール、そして死体をいじったりする部分はレザーフェイス要素がありますね。そしてプレデターの中身並みの化け物具合で、更に空も飛びます。
Dead by Daylightに追加してほしいですね。
固有の乗り物があったり、教会の地下に死体の山がある秘密基地みたいなのがあったりするのもいいと思います。クリーパーとトラックのセットフィギュアとか売って欲しいですね。あと基地も。
全体として、姉と弟の危機感のないやり取りが多く少しモヤモヤしますが、その分最後のシーンが衝撃的でオススメです
次回作も観る予定なので観たらまた書きます。