NegaMのホラー日記

ホラー映画とかの感想

クワイエット・プレイス 感想

 音を立てたら即死のホラー映画のクワイエット・プレイスを観てきました。

 

 

あらすじ

  音を立てると襲ってくる化け物によって滅ぼされかけてる世界で過ごす、父親と母親と耳が聞こえない長女、病気の長男、宇宙が好きな次男の五人家族のストーリー。

 

 

感想(ネタバレなし)

 とても面白かったです。エンディングも納得がいく感じでした。

 

ストーリーはホラーや家族ドラマやアクションなどなど怖いだけの映画ではなかったです。

 

 しかし、驚かせにくるシーンがとても多かったので、ビックリするのが苦手な人は注意です。

 

 化け物に気づかれないように常に静かなシーンの為、ずっと緊張状態になります。家族が仲良くしているシーンでも、いつ驚かせにくるのかとビクビクしていました。

 

 

以下、ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー

 音を立てると襲ってくる盲目の化け物によって滅亡に危機に瀕している世界で、ある家族は手話を使って会話したり、裸足で歩くことで音を立てないように過ごして生き延びていました。

 家族構成は父親と妊娠している母親、耳が聞こえない長女と病気なのか何かの薬を飲んでいる長男、宇宙が好きな次男の五人。

 

 一家は荒廃した街のボロボロの店で薬を漁っており、見つけた薬を長男に飲ませて出て行こうとします。その際に次男がロケットのおもちゃを持っていることに気づいた父親は、音がでるからと取り上げて店に戻します。

 かわいそうに思った長女はロケットの電池が抜いてある状態でこっそり次男に渡します。しかし次男は電池も持って行ってしまいます。

 

 家族みんなで家に戻っている途中、次男がロケットのおもちゃの電源を点けてしまい、大きな音が響きます。急いで父親が駆け寄りますが、化け物の方が速く、次男は殺されてしまいます。

 

 

 それからしばらく経ち、家族四人は家で普通に過ごしていました。次男の件から長女は父親と距離を感じていました。父親自作の補聴器のようなものを渡されても長女はつけたがりませんでした。

 

父親と長男は食料である魚を取るために川へ。長女がついて行きたがりましたが父親が、「家で母親と待っていろ」と言い長女は怒ります。母親の気づかぬ内に長女は家から出て行ってしまいます。

 

 長男は父親と川で魚を取っている際、大きな音がしている時は小さい音を立てても大丈夫と教えられ、滝の近くで普通に会話をします。その会話で長男は、「長女が父親に責められてると感じているから、そうじゃないことを伝えてあげて欲しい」と父親に伝えます。

 

家への帰り道の途中、死体とその横で立ち尽くすおじいさんを見つけます。おじいさんは大声を出して化け物に殺され、長男と父親は隠れます。

 

 その頃母親は家の階段から飛び出していた釘を踏んでしまい声を出してしまいます。すぐに化け物がやってきて、母親は隠れます。その際に、緊急事態を知らせる為に庭のランプを赤色に点灯させます。

 化け物から隠れきれたものの、赤ちゃんが生まれそうになっていることに気づく母親。バスルームの浴槽の中に隠れてその時を待ちます。

 

 長男と父親は家に着き、ランプが赤く点灯していることに気づきます。

 父親は長男に、遠くに設置してある花火を打ち上げて誘導してほしいと頼みます。勇気を出して花火のところへ向かう長男。父親は銃を持って母親の元へ向かいます。

 

長男は花火を打ち上げることに成功し、その音で母親の出産の際の叫び声はかき消されます。父親は母親と合流し地下へ避難して、生まれたての赤ちゃんを用意していた箱へ入れて泣き声が化け物に聞こえないようにします。

 

 長女は次男が死亡していた場所にロケットのおもちゃをお供えしていました。打ち上がる花火を見て緊急事態だと感じ、家へ戻ります。

 

長男と長女は合流し、穀物を貯蓄している塔みたいな建物の上で父親を待ちます。その時、長男のいた場所の床が抜け、貯蓄された穀物の中に落ちます。どんどん沈んでいく中、長女が降りてきて助けます。しかし、音を立ててしまった為化け物が来ます。

 その時、長女がつけていた父親自作の補聴器から出ている音で化け物が逃げて行きます。この時彼らは何故化け物が逃げたのかわかりません。

 

 父親が助けにきて合流。しかし化け物が沢山やって来た為、長女と長男は廃車の中に逃げ込みます。

 父親は武器を手にすると、上にいた化け物の攻撃されて負傷します。

 そして化け物は音がなった廃車の方へ行きます。長女と長男がいる廃車を壊そうとする化け物。長女が外にいる父親の方を見ると、父親が手話で「ずっと愛している」と言い、大声を出して化け物を誘き寄せ、殺されてしまいます。

 

 長女と長男は家に逃げ込み母親と合流します。しかし化け物もついてきており、地下で追い詰められてしまいます。その時、父親が調べている資料や化け物が逃げた時の記憶から、長女は補聴器の電源を入れます。すると化け物が苦しみ始めます。長女は更に近くにあったマイクに補聴器を近づけ、スピーカーから補聴器の音を出します。化け物を更に苦しみ始め、そこを母親が銃で撃って化け物を殺すことに成功します。

 

 しかし監視カメラを見ると銃声に誘き寄せられた沢山の化け物が走ってくるのが見えます。長女は補聴器をマイクに近づけ、母親は銃のリロードをして反撃を始める雰囲気で終わります。

 

 

感想

 終わり方が良かったです。皆殺しにしてやるって勢いでした。

 

 ただ、音に反応する化け物が沢山いるなか妊娠するのはすごいと思うと同時に産むなら産むでもっと考えることがあるんじゃないかと思いました(映画だからしょうがないですが)。川の近くに拠点を作って、赤ちゃんが生まれるまでそこで過ごすのもいいんじゃないかと。

 

 あと父親が化け物を誘き寄せるシーンは悲しかったですね。次男死亡後から長女と壁があった分、最後の愛してるは涙腺にきました。死なずに補聴器で撃退エンドが良かった…

 次男もまさか死亡するとは思いませんでした。幼い子が最初に死亡するホラー…あの映画を思い出しますね(ハーイジョージ)。

 

 それと、補聴器がまさか化け物撃退アイテムになるとは思いませんでした。補聴器完成する前に撃退アイテム作ってしまう父親…

 

 あと、どうしても気になる点があったのですが、父親が化け物の攻撃を受けて負傷するシーンで、盲目の化け物が音を出してない父親を的確に攻撃していたので気になりました。盲目じゃないんかいって。父親の真上にいたのはびっくりしましたが、音出してないのに突然攻撃されてて更にびっくりしました。

 

 あと化け物のビジュアルが良かったです。カマキリみたいな手で、顔は目がないカチカチのヴェノムみたいな感じで、音を聞くときカチカチの皮膚が開いたり、でかい耳が動いたりして未知の生物感がありました。もっと細かくビジュアルを見たかったです。ちなみに鳴き声は虫みたいでした。

 

 

 ビックリするのが好きな人にはとてもオススメです。映画館の大音量だからこその怖さもあると思うので、気になったら観てみてください。